幼児期の子どもには、いろいろな場面で愛されている自分を感じながら満たされた体験が必要であり、大切です。
楽しい遊びのとき、友達と気持ちが通じたとき、心弾ませながらみんなで歌を歌うとき、自分で試したことができたときなど……子どもは、みんな「すてきなお顔」をしています。
私たちは、子どもに語りかけ、一緒に遊び、心によりそいながら一人ひとりに「幼児期の満たされた体験」ができる環境設定を目指しています。
友達と 元気に 仲よく 工夫して 遊ぶ 子ども
「豊かな人間形成の基礎として遊びの中で社会性を育てます。」
当園は昭和27年十條ひまわり保育園として開園、昭和30年釧路市の4番目の幼稚園として誕生。
その後、昭和53年「十條ひまわり学園・十條ひまわり幼稚園」として学校法人化を図り、経営の基盤も整備し今日に至っています。令和2年には園舎を改築し、幼稚園型認定こども園として再出発するとともに、園名を「釧路ひまわり幼稚園」に改名しました。
現在、年少2クラス、年中2クラス、年長2クラス、在籍園児数は145名となっています。各クラスには、複数名の担任(年少3名ずつ、年中・年長2名ずつ)を配置し、一人一人の園児と向き合う時間を確保しています。また、未就園児教室「みつばちクラブ」、未就園児親子教室「にこにこくらぶ」に加え、0・1歳児の親子を対象とした子育て支援にも努めています。
多様な遊びや主体的で自発的な活動が可能な開放感溢れる園舎で、生き生き伸び伸びとした、元気な子どもたちの姿が見られます。
季節に応じた活動、動植物のお世話、学年の枠を超えた異学年交流、主体的に遊びを選択して楽しむオープン活動、散歩や見学などの園外保育など、たくさんのお友だちとのかかわりの中で学びや気づきを大切にしています。また、外部講師による英語遊びや体育遊びを取り入れ、専門的で質の高い遊びを提供しています。さらに、サッカー・ダンス・体操・水泳・英語・習字といった、子どもが活躍する場として放課後の課外教室も実施しています。
認定こども園へ移行して4年。幼児教育・保育の質の向上、子育て支援事業の充実が求められる中、地域や社会、保護者から必要とされる幼稚園を目指しています。
教育は、一人一人の可能性を信じ、個性を伸長し、子ども自身が持つ能力を最大限に発揮させる意図的・計画的な営みです。私たちは、教育保育の質の向上を図るために、文部科学省が示す「幼稚園教育要領」の考えを基礎として、常に計画(P)→実践(D)→評価(C)→改善(A)を意識し、教育内容の見直しや経営改善を図っています。
子育て支援においても、2歳児の未就園児教室の開設に加え、幼児を抱える子育て中の保護者同士が、子育ての不安や悩み、喜びを交流する場を定期的に設けるなど、認定こども園としての役割を果たせるよう努めています。
10年以上の教育・保育経験を持つ保育教諭は約6割おり、豊かな経験に裏打ちされた先生たちが子どもに寄り添い、見守り、励まし、共に遊び楽しみ、チームとなって園児を支援する姿が日常となっています。子どもが大きく成長する重要なこの時期を強く意識し、小学校への円滑な接続や将来に亘って自ら主体的に考え、判断し、表現する力の基礎が身につくよう、今後も注力してまいります。